草フットサル考察

社会人が週1月1でやるレベルでのフットサルに関する考察を書く

スカウティング

スカウティングとは、草フットサルでメジャーな1Day大会において、
敵チームの能力を対戦前に確認し対策等を練る行為とする。

ここで言う1Day大会とは毎週様々な場所で開催されている
4~6チームによる総当たり等により優勝を決める大会のことを指す。

 

単純な上手い下手ではなく、以下4つの観点で確認を行う。

 

①敵チームのプレースタイルの把握
 相手チームのプレースタイルに合わせて有効な戦術をとるため。
 よくあるパターンとしては以下の4点がある。

 1.ボールを取られた際に戻らない奴がいる、戻らない奴を注意しない
  ⇒攻めさせてのカウンターが有効

 2.相手GKからのボールで、ロングボールを使わずマークがいても近くの味方に渡す。
  ⇒前からのプレスが有効(ただし、渡される相手の技量に注意)

 3.相手GKからのボールでロングボールを多用、ターゲットマンがいる。
  ⇒ターゲットマンをはさむ守備の意識を高める
 4.前プレをしてくる、よく走る
  ⇒後ろでのボール回しは安全重視、ロングボールを増やす。
 
②チーム内での相対的に上手い奴を把握
 突出して上手い奴がいればダブルチーム(はさみこみ)が有効。
 注意点として、絶対的な上手さではなく、相対的な抜け出し具合がポイントとなる。
 例:全員80点の上手さならダブルチームは有効に機能しづらいが、
    一人が75点で残りが60点ならダブルチームは有効。

 

③ゴールを取りそうな奴(誰がしっかりとしたシュートを打つか)を把握
 上手くてもシュートをあまり打たない奴や
 そこまで上手くないが、シュートの意識が高く、いいシュートを打つやつがいる。
 そのあたりを見極め、ディフェンス時の距離感や
 セットプレー時のマークの注意度に反映させる。

 

④その他、利用できそうなプレーの癖を把握
 特に②③における該当者のプレーの癖を把握し、
 全網羅的な注意/対応から相手の癖に合わせたそれに最適化する。
 イメージとしては、ロッベンのいつものあれをしっかりケアする、という感じ。
 ロッベンレベルだと洗練されまくっていてわかっていても対応が難しいが、
 草フットサルレベルだと単純にそのプレーしかできない、という場合も多く、
 癖を把握しておくととても有効な場合が多い。

 

 

 

 

記録の勧め

情報の劣化」と「記録の面倒さ」のトレードオフを考慮した

フットサルの記録方法を紹介する。(仲間内で大会参加を想定)

 

記録の目的

 うまさ(勝利への貢献度)を定量的に示すことで、

 各人の行動を勝利に向けて最適化する助けとすると共に、

 イメージで語られがちな仲間内の序列を適正化する。

 

ありがちな記録方法とその問題点(読み飛ばし可)

(1)大会における勝敗や得失点の記録

 記録は簡単だが、参加者全員が同じ実力として扱われる等、雑すぎる。

 例:ある二人が毎回参加するとその二人の差はずっとつかない。

 

(2)各人の出場時間(交代タイミング)と得失点の記録

 詳細な情報が集まるが、交代が頻繁に起こるフットサルにおいて、

 専用の記録員でもいない限り、プレーしながらの記録は難しい。

  

お薦めの記録方法

 得失点発生時のフィールドプレーヤーの記録

 (チームが8人以下ならベンチメンバーを記録した方が楽。)

 それぞれの得/失点時のスコア(1-0とか1-2)も記録する。

 

 1試合せいぜい5回程度の得失点なので、

 各々がフィールドにいたかを覚えておけば、試合後でも十分記録が可能

 

 スコアによる重み付け(0-0と3-0からの得点の重みを変える等)を行うことで、

 勝利への貢献度をより正確に測定することができる。

 例:勝点が変わる得失点を1ポイントとしてそこからn離れる毎に1/nとする。

   (0-0からの得点は1ポイント、3-0から得点は1/3ポイント)

 

期待される各人の心理的動向例

・ゴールすることだけを考えて守備をしないと、

 失点してポイントが下がるのでしっかり守備をしよう。

・だらだら交代せずにフィールドにいると

 ポイントが上がらない(下がる)ので、疲れてきたら交代しよう。

・僅差における得失点はポイント変動が大きいので特に気合を入れよう。

 

 

 

 

 

守備における重要な3つの意識

守備における3つの基本かつ重要な意識は以下の通り。

ボールを扱う技術を必要としないこれらのスキル(意識)は、

素人にとって習得コストの割に効果が大きいのでぜひとも身につけたい。

 

  • 取られたら(敵ボールになったら)すぐに戻る
  • 1体1では飛び込まない、足だけで取ろうとしない
  • 敵のワンツーには必ずついていく

 

取られたら(敵ボールになったら)すぐに戻る

 3つの意識の中でも最も大事で汎用性が高いのがこれ。

 これが出来ないと簡単に数的不利を作られてしまうため

 まずはこれを身につけなくてはならない。

 

1体1では飛び込まない、足だけで取ろうとしない

 特に相手が格上であればあるほど飛び込んではいけない。

 DFが前にいるのに構わずシュートを打って決めきる実力の持ち主は

 そうそうはいないのでまずは抜かせなければそれでいい。

 もちろん相手が下手くそで取りきれる時はその限りではない。

 

敵のワンツーには必ずついていく

 上記二つに比べると少し難易度は高いが、

 ちょっとうまげなチームと対戦するときには

 これが出来ないとチャンスを作られまくってしまう。

 ミスやカウンターから点が入りやすい草フットサルにおいて、

 人数をかけて守っていても点を入れられるパターンはこれが多い。

 

 

記事一覧

全般的な話

 

攻撃の話

 

守備の話

 

 

 

早いリスタート

ファールによりプレーが中断された後に、素早く再開して相手の虚をつくプレー。

 

攻撃側

味方へのファールでプレーが中断したら、味方の心配とか敵への苦情はさておき

素早く(決して急いでいる様子を見せず)ボールを手に取り、チャンスを伺う。

敵や味方、審判がファール現場に集まってあーだこーだ言っている内に、

逆サイド等でフリーの人間にパスをするなどしてゴールを狙う。

この際、大抵2人以上の協力が必要となる。

ボールを奪ってパスをする人間とパスをもらう動きをする人間である。

 

守備側

攻撃側の行動を踏まえて守備側として実施しないといけないのは、下記2点である。

  • ボールの確保、またはリスタートの邪魔
  • 味方選手への注意喚起

ボールを渡さなければリスタートされないので、一番安全だが

一人でずっと持っているとイエローをくらう可能性があるので工夫が必要である。

ボールを持ったまた下がり、敵選手からボールを寄越せと詰め寄られたら

ファール現場の近くにいる味方に投げて渡すといったやり方だ。

または単純にボールの前に立って蹴らせないようにするのも効果的だ。

審判が「笛で再開」という決定をすれば安全なので、

「プレー止まってますか?」「笛で再開ですか?」等と聞くといいだろう。

 

 

ブロッケイオ(スクリーン)

ポゼッション安定からシュートチャンス創出まで幅広く使える技。

テクニック(ボールコントロール)を必要としない点が素晴らしい。

 

この前Fリーグを見に行った際に多用されていたのに驚いたので

草フットサルへの導入方法を考えてみた。

いきなり難しい使用法は厳しいので下記シーンをステップ1としてほしい。

 

中盤のキックインでのブロッケイオ

下図のシーンからのキックインでは、可能なら前(ピボ)にあてるが、

基本後ろ(フィクソ)に戻してボール回しからチャンスを伺いたい所。

f:id:hunbaba:20150508010124j:plain

 

そこでポイントとなるのは逆サイドまでの経路を作れるかどうか。

フィクソが相手選手のプレスが受けながら上手くボールをコントロールして

反対側に出せる選択肢を作れる程うまいと、ボール回しは安定する。

<参考>下手な人を後ろに配置しない

しかしそれが出来ないと、大きく前に蹴りだすだけか、

キックインした選手へのリターンすることとなりボール回しが詰まってしまう。

 

そこで用いるのがブロッケイオ

ちょっとした動きで一瞬フリーの選手を作り出すことができる。

その方法は以下のとおり(動画有り)。

キックインする選手はそのままフィクソに向かっていき、

フィクソはリターンすると共に、ブロッケイオを行う。

こうすることで底でフリーになることができる。


Tattica Futsal: il blocco applicato ai sistemi di gioco ...

 0:05で一度ストップしてほしい。このシーンをキックインを受けた状態とする。

ここから底の選手が逆サイドを向くのは相当テクニックが必要だが、

ブロッケイオを使うことで逆サイドへの経路を作れているのがわかる。

 

 

 

 

 

FKの壁役は動いてはならない

フリーキック(以下FK)で失点しないために必ず守らなければならない。

まともに壁を置いて普通にGKが守れば、このレベルではFKはほぼ決まらない。

そんな中、FKが決まるのは壁役が動いた場合だけといい。

 

足をあげたり、身体をひねったりすることで隙間が空き、

そこをボールがすり抜けたり、当たってコースが変わって決まることがある。

 

当たり前すぎる話だが、意外と動いてしまう選手が多い。

(その理由としてはボールが怖いからというのが多いように思える。)

 

よってFKをとられた場合は自分が動かないことはもとより

味方の壁役の選手が動かないようきっちり注意するとよい。