縦に入れることによって展開が生まれるという話。
ダイヤモンド型で底となる部分の選手がボールを持っている際に(図1)
サイドの選手にボールを渡すと、展開が詰まりやすい。(図2)
上の状態からだと大抵は底となる選手にボールを戻すこととなる。(図3)
その際底の選手が逆サイドに出すにはリスクを負うこととなるため、
しょうがなく大きく蹴るなどをしてしまうこととなる。
そこで底の選手からトップの選手に縦に入れる展開が必要となる。(図1)
縦にボールを入り、トップがボールを持つと
DFはボールを持った選手にアプローチに行くことになる。(図4)
その際に例えばサイドの内どちらかは裏を狙い、
底の選手がその空いたスペースでリターンをもらうようにすると、
展開が詰まりにくくなる。
これが縦にボールを入れることによる展開である。
当然トップの選手はボールをもらうために出入りする動きが必要となるし、
ボールをキープする技術が必要となる。